震災を経験した仙台から クルマ中心の生活を見直していこうよ
【3.11大震災から1年】
交通を考える研究会では、仙台中心部の生活交通について、意見交換を行ってきました。
(津波の被害を直接受けていない仙台中心部についての話です。)
3.11のあと、仙台中心部では・・・
- クルマは、震災発生から3週間以上、ガソリン不足に悩まされました。
- 路線バスは、震災発生の翌日から、一部で運行されていました。
- 自転車は、便利さが見直され、多くの人が利用しはじめました。
これからは、いろいろな交通手段を上手に使える市民を目指していきましょう。
■クルマに頼りすぎの生活を見直していきましょう。
■身近な路線バスをふだんから利用しましょう。
■自転車はルールを守って歩行者優先で走りましょう。
交通研の意見まとめ
「震災を経験した仙台から クルマ中心の生活を見直していこうよ」
交通研での意見交換より
(国見在住・Aさんの場合)
3.11震災は金曜日でしたが、次の月曜日には、自宅付近のバス停から路線バスが利用できました。
ダイヤは30分間隔で、満員で乗りきれなかったときに、2台ずつ走っていたこともありました。
とても混雑していたので、前のドアからもお客さんを乗せていました。
やはりクルマがガソリン不足で動かせなかったので、いつも以上にバスを利用する人が多く感じました。
中心部に買い出しに行くのか、大きなリュックサックを背負った人たちも、乗っていました。
1年たった今、乗客の数は、もとに戻った感がありますが、混雑する時間帯が前倒しになりました。
みなさん、朝でかける時間も早くなり、帰宅ラッシュのピークも、早くなった気がします。
たまたま、路線バスの再開が早かった地域に住んでいたわけですが、災害時にも、バスは頼りになることを実感しました。